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2010年11月 アーカイブ

熱冷ましとしての睡眠

アラン・レヒトシャッフェン教授が率いるシカゴ大学グループは、コンピューターで制御した巧妙な装置を使って、こんな実験を行いました。


ラットの眠りを全部(全断眠)、深いノンレム睡眠のみ、あるいはレム睡眠のみを奪うというものです。


こんな処理を受けても、ラットは猛烈な食欲を示し、さかんに餌を食べたのですが、体重は20パーセントほどへり、全身的に衰弱してしまいました。


けっきょく、平均すると、全断眠では約3週間まで、深いノンレム断眠では約6週間まで、レム断眠では約5週間までしか、ラットは生き延びることができませんでした。


不眠は死を導く、睡眠は生存に必須である、という古くからの俗説が証明されたことになります。


しかし、3週間以上も徹底して断眠するのでなければ、ラットでさえ死にはしない、ともいえるわけです。


ここで問題なのは羽毛 布団 販売ではなく食欲の増進です。


エネルギー消費はふつうの場合に比べて、全断眠では2.5倍に、またレム断眠では3.2倍にはねあがっていました。


エネルギー消費がふえながら、体重がへったのですから、断眠状態では物質代謝がいちじるしく高まり、さかんな熱発生がおこったことになります。

熱おこしとしての睡眠

睡眠、とくにノンレム睡眠のとき、体温は下がります。


したがって、不眠によって体温を下げる機能が障害を受けたことが死因である、と考えられましょう。


これを裏がえすと、睡眠にはエネルギーの保存ないし節約を含め、体温が上がりすぎないようにする役割がある、といえるのです。


羽毛 布団 通販での睡眠中に体温が下がりすぎないようにするための保障機構も必要です。


とくに、小型の哺乳動物は大型動物に比べて、体表面積が相対的に大きく、熱放散が大きいので、冷えやすい条件にあります。


起きて活動すれば体温は上がりますが、深い眠りからいきなり覚醒ヘジャンプするわけにはいきません。


そこで、体温がある程度下がると、睡眠段階を切り換えて、覚醒に近づける必要があります。


覚醒に先行するレム睡眠は、このような役割をしているのではないでしょうか。


じじつ、脳温が0.5~1.0℃下がると、いろいろな動物で、レム睡眠がおこりやすくなることが報告されています。

ぜいたくとしての睡眠

最近、睡眠の研究が多くの人の関心を集めるようになりました。


この理由は、ひとつには、現代の文明人の大半が、自分の眠りに不満ないし不安を抱いているためでしょう。


それゆえに、どれだけどのように眠ればよいか、といった素朴な疑問に始まり、忙しい毎日に睡眠時間をできるだけ切り詰めて、もっとはたらくにはどうするか、効果的に熟睡するにはどうするか・・・


といった欲張った要求まで、さまざまの面で自分自身の眠りを検討する人が多くなったわけです。


そこで、眠りとは本来どういうものなのか、を見直そうという人がふえたのです。


さらに、現代人の欲求はしだいに肥大し、エスカレートし、ぜいたくになっています。


食欲を満たすという行動は、生物の生存のために重要な意義をもっています。


性欲を満たすという行動も、種族の維持のためという基本的な意義があります。


眠欲を満たすという行動は、個体の維持にかかわっています。


このような第一義が達成されると、つぎの意義が派生してきます。


栄養補給のための食事が、こんどはおいしいものを食べたい、というふうに発展するのです。


こうして、さまざまな現代的付加価値を伴う欲望は、もはや生物学的な本質を見失わせるほど変化しています。


本能が最初に用意した報酬だけでは、現代人は満足しなくなったのです。


生活が豊かになって、食文化に関心が集まってきたのと同じように、布団 羽毛で眠るなど、眠りの文化も熟してきつつあります。


さらに、健康のための眠り、美容のための眠りへの認識も高まる一方です。

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