高齢者でみられる睡眠障害
高齢者では睡眠障害の頻度が高いことが知られています。
日本の一般成人を対象とした調査では不眠の訴えは20~60歳の約19%でみられたのに対し、60歳以上では約30%でみられました。
不眠の型ごとにみると、羽毛 布団で寝付けないという訴え(入眠障害)は年齢による差はなかったのですが・・・
夜中に目が覚める中途覚醒、朝早く目が覚めてしまう早朝覚醒が60歳以上で増加し、高齢者では若年・中年者と比べて中途覚醒・早朝覚醒といった睡眠の持続の障害が特徴的です。
高齢者においては加齢変化により睡眠が浅くなり、分断されやすくなっています。
これに加えて、夜間の頻尿・疹痛など加齢による身体の変化も高齢者の中途覚醒の誘因となります。
次に、臨床の現場でよくみられる高齢者の睡眠障害について簡単にまとめました。
まずは神経症性不眠。
必要以上に健康が強調されていることもあり、何かのきっかけで数日不眠が続くと一種の不眠恐怖症に陥り、かえって不眠が増強し慢性化してしまうことがあります。
・・・こうした状態が神経症性不眠です。