"眠りの時計" 2

夜も昼もわからない地下の穴蔵で、被験者は時計やラジオを持たないで、完全に隔絶された状態で生活をしたのです。


こうして26日間生活を続けたところ、羽毛 布団 販売で購入した布団での睡眠と覚醒の周期は平均25・2時間という結果になりました。


さて、生まれて、成人し、年老いるにつれて、人間の眠りには変化が生じます。


高齢化社会の出現で老人問題に関心が集まっているにもかかわらず、老人の眠りについてはずいぶん誤解もあるようです。


1日の睡眠時間は年をとると減少するという見方が一般的ですが、この考えは実はまだ実証されたわけではありません。


はっきりわかっている点からいうと、老人の眠りには3つの大きな特徴があります。


寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚める、朝早く目が覚めてしまう、という3点です。


この3つの現象は、老人になれば誰にでも起きてきます。


どうしてそんなことになるのか?


それは、脳波を若い人の脳波と比較すれば確認できます。


若い人の場合は、ふとんに入って10分ほど覚醒していたのち、すぐに浅い睡眠から深い睡眠へと移行していきます。


もっとも深い睡眠、第4段階まで進むのに30分しかかかりません。


それが30分ほど続いたあとは眠りは浅くなってレム睡眠になります。


それをひと晩に4~5回くり返しているのです。

"眠りの時計"

羽毛 フトンでの眠りと目覚めは、約1日のリズムで交代しています。


こうしたリズムを作っているのは、脳の視床下部と呼ばれている部分です。


この視床下部の、前の部分に眠りを誘発する睡眠中枢が、また後部に目覚めを促す覚醒中枢があります。


そして前の部分には実はもう一つ、1日のリズムを作り出す体内時計があり、この3つの部分の共同作業で眠りの1日の睡眠覚醒周期ができ上がっているのです。


赤ん坊が夜昼となく5~6時間の間隔で眠ったり目覚めたりを繰り返しているのは、この3つの部分の連携がまだうまくでき上がっていないからです。


こういうリズムができてくるのは、生まれて半年くらいたってからで、中学生になるころには体内時計も完全に近いものになります。


しかし体内時計はぴったり24時間にセットされているわけではありません。


1日24時間というのは、いわば社会時計で、私たちの体内時計はだいたい25時間周期でできています。


これを証明するのに、ドイツでは穴蔵での実験が行なわれました。

レム睡眠を多くとると頭がよくなる

リストミンは、もともと人間の脳脊髄液の中にある有機プロム化合物の関連物質として開発され、私たちの手でレム睡眠を増やす作用が確認されたものです。


私たちの臨床テストでは、これを若くて健康な人に投与すると、はっきりしたレム睡眠の増加が見られました。


しかし、最初からレム睡眠の多い人にはあまり効果はありません。


だからレム睡眠の減っているダウン症の子供たちには顕著な効果が表われたのだといえます。


さて次に、目覚まし時計がなくても起きられるということを証明しましょう。


「眠りの時計」「体内時計」と言われてまっ先に思い起こすのは、いわゆる「腹時計」ではないでしょうか。


腹時計も確かに生物時計の一つです。


しかし体内には、自分だけの「眠りの時計」もあります。


夜になるといつのまにか眠くなり、朝になると羽毛 ふとんの中で自然に目が覚めるというのも、この眠り時計のおかげです。


バセドウ病の不眠

S・Nさん(32歳)男性会社員の例。


多くの身体疾患の際に、その病気がもとで、精神症状が出現することがあります。


脳の疾患を除いた身体疾患で起る精神障害を、症候性精神病とよんでいます。


特に内分泌疾患であるバセドウ病の場合には、精神症状が出やすいといわれています。


S・Nさんは、最近転勤になって、私が健康管理をしている会社の支店に勤めるようになりました。


最近気持が落着かなくて、胸がドキドキして、夜も眠りが浅くて困ると訴えて来院されたのです。


既往歴は3年前にバセドウ病といわれて治療を受けたことがありました。


その後、羽毛 布団でよく眠れ、具合いがよかったことと、転勤などもあったため検査もまったくしていませんでした。


早速診察をしますと、脈が1分間に120もあり、かなり大きな甲状腺腫が認められました。


上半身、特に顔によく汗をかく、という訴えもありました。


甲状腺機能充進のある人は、よく汗をかきます。

身体疾患と睡眠 3

潰瘍の食餌制限のために、夜間睡眠中に食べものの夢をみて、胃酸分泌が多くなるのではないか、との説もありますが、レム期の夢の内容と胃酸分泌の関係ははっきりしていません。


気管支喘息も、よく夜間に発作を起す病気です。


病院で当直をしていますと、春や秋の喘息発作の多い時期には、小児の喘息患者が大勢来院して、当直医は一晩中眠れないことがあります。


東洋羽毛工業によると、この喘息発作のために不眠をきたす患者さんが多いそうです。


全睡眠時間が6時間位とやや標準より少なく、深睡眠であるステージ4が減少していますが、その他は正常者の睡眠と変りないようです。


また喘息発作と睡眠段階とは特別な因果関係はありません。


その他に、一般に疹痛、かゆみ、発熱などで眠れなくなることは、だれでも一度ぐらい経験があると思います。


しかし身体的疾患をあまり悲観的に考えすぎてしまって、抑うつ状態となり、そのために不眠になってしまうような場合もあります。


これらのからだの病気による不眠にたいしては、もとの病気をなおすことが第一です。

身体疾患と睡眠 2

明け方のレム睡眠が比較的長いこと、それまでの睡眠で交感神経の緊張が非常に低下しているところに、レム期で急激な心拍の増加が起ることなどによって、冠動脈の血管攣縮(ケイレン)が起るのではないか、と推測されています。


甲状腺機能充進症は、眼球突出、易疲労性、多汗症、心悸充進などがみられ、バセドウ病としてよく知られています。


この病気の時には入眠障害が多くみられ、羽毛 掛け 布団でのノンレム睡眠も、ステージ1~2の浅いものが多く、深睡眠が少なくなっています。


また、夜間短時間の覚醒が多く、睡眠が分断されることもあって、睡眠時間が5~6時間と、平均よりやや短くなります。


しかし、レム睡眠の出現は正常です。


一方、甲状腺機能低下症(これは粘液水腫といわれ、顔などに浮腫に似たような状態がみられる)では、深睡眠(ステージ3~4)がやや減少する程度で、正常者睡眠と著変はありません。


胃潰瘍は、心身症ともいわれ、精神的ストレスによって発病したり、悪化することがよく知られています。


正常人では、睡眠中には胃酸の分泌が減少するのですが、十2指腸潰瘍の場合には、睡眠中に胃酸分泌が増加します。


とくに夢をよくみるレム睡眠で胃酸の分泌が増加し、胃痛のために目が覚めてしまうことがあります。

身体疾患と睡眠

狭心症は、心臓の筋肉に血液を供給している冠状動脈の硬化によって起るものですが、運動をした後に起る労作狭心症とは逆に、安静にしている時に発作の起る安静時狭心症があります。


安静時に起る狭心症で、日本人に比較的多い「異型狭心症」があります。


この病気は冠状動脈の一部が一時的にケイレンを起すために発作が生じるといわれています。


この異型狭心症の発作は、夜間睡眠中に起ることが多く、特にレム睡眠期や、レム期に恐しい夢やいやな夢をみて、目がさめた時などに起ります。


レム睡眠のうちでも、睡眠後半期に特に多く、ほとんどが午前4時から6時の間に発作が起っています。


夜間の狭心症発作は、結果として羽根 布団 通販での睡眠を妨害することになります。


夜間狭心症が、明け方のレム睡眠期に多い理由は、まだはっきりしません。

「睡眠学習」って本当?

こんにちは。


今回は、「睡眠学習」について。


みなさん一度は興味を持ったことがあるのではないでしょうか?


一時期「睡眠学習」と称する記憶法が、世間でもてはやされたことがありました。


入眠前後の時間を利用して、テープレコーダーから聞こえてくる情報を、脳に覚えこまそうとする試みです。


寝ながらにして勉強が出来たら・・・と夢のような話です。


英単語などをひたすら録音したテープなどがありましたね。


この時期に心身がくつろいでいると、よい着想だの妄想だのがつぎつぎと出現しますが、それを翌朝まで正確に記憶していることはまれです。


ですから、睡眠学習が希望どおり、うまく役立つとは考えにくいことですが、それほどまで時間を活用し努力するという点は、評価できるかもしれません。


成果があったとすれば、この高い動機づけ(目的意識、やる気)のせいかもしれません。


しかし、心身の緊張を解きほぐすべき入眠時に、あえて重い精神活動を負荷するとは、いかがなものでしょうか・・・。


やっぱりせっかくの羽根 布団での睡眠は心から睡眠を楽しんだほうがいいのです。

創造活動としての睡眠

高級 羽毛 布団での入眠期やレム睡眠から覚醒への移行期など、睡眠と覚醒との境界を行き来する状態では、特殊な精神活動がみられます。


この時期に、幻覚や幻想が生じることは、病的なばあいによく知られています。


創造活動・悟り・ひらめきといった生産的な価値を伴う現象も、この時期の産物であることが多々あります。


その意味では、睡眠をたんなる休息あるいは空白の時間ととらえることは、人間の高い精神活動に果たす眠りの積極的な役割を見逃すことになるかもしれません。


・・・とはいえ、確率からいえぼ、この時期の産物はとりとめもないものが圧倒的に多いはずです。


芸術や文学にたずさわる人々にとっては、夢うつつの状態からひらめく霊感が、創造の源泉としてとくに
たいせつでありましょう。


解き放たれた精神が自由に羽ばたくとき、思いがけない啓示がえられることがあります。


むかしから、夢にともなう逸話はたくさんあります。


独創性の高い科学上の発見も、睡眠と覚醒のやりとりのあいだになされることがあります。


ベンゼン環の化学構造式を思いついた化学者フリートリッヒ・アウグスト・ケクレ・フォン・シュトラドニッツの話は、あまりにも有名です。

ぜいたくとしての睡眠

最近、睡眠の研究が多くの人の関心を集めるようになりました。


この理由は、ひとつには、現代の文明人の大半が、自分の眠りに不満ないし不安を抱いているためでしょう。


それゆえに、どれだけどのように眠ればよいか、といった素朴な疑問に始まり、忙しい毎日に睡眠時間をできるだけ切り詰めて、もっとはたらくにはどうするか、効果的に熟睡するにはどうするか・・・


といった欲張った要求まで、さまざまの面で自分自身の眠りを検討する人が多くなったわけです。


そこで、眠りとは本来どういうものなのか、を見直そうという人がふえたのです。


さらに、現代人の欲求はしだいに肥大し、エスカレートし、ぜいたくになっています。


食欲を満たすという行動は、生物の生存のために重要な意義をもっています。


性欲を満たすという行動も、種族の維持のためという基本的な意義があります。


眠欲を満たすという行動は、個体の維持にかかわっています。


このような第一義が達成されると、つぎの意義が派生してきます。


栄養補給のための食事が、こんどはおいしいものを食べたい、というふうに発展するのです。


こうして、さまざまな現代的付加価値を伴う欲望は、もはや生物学的な本質を見失わせるほど変化しています。


本能が最初に用意した報酬だけでは、現代人は満足しなくなったのです。


生活が豊かになって、食文化に関心が集まってきたのと同じように、布団 羽毛で眠るなど、眠りの文化も熟してきつつあります。


さらに、健康のための眠り、美容のための眠りへの認識も高まる一方です。